結核

結核

 結核で亡くなった方は寒がっているので、熱いお茶をたっぷり

 供えて差し上げると、いいらしい。

 結核で亡くなった叔母の写真を我が家で預かったことがあった。

 すると、なぜか急にお茶が飲みたくなる。
  
 そこで、殆どおどんぶりほどのお茶碗にお茶を入れる。

 すると、お茶のことは忘れてしまい、ずいぶん経ってから

 あれ、お茶。となる。

 この写真が我が家にある間、これを、ずっと繰り返していた。

 その後、甥が写真を送ってほしいとのことで、送った。

 この時には、亡くなった叔母が お茶を欲しがると、聞いていたので

 甥に伝えた。もちろん、飲まないお茶をいれることは無くなった。